薬王堂気まぐれ通信使№852   2023-12-7
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12月7日の木曜日、午後から仕事が休みでしたのでマルバノキの花を見に行くことにしました
別名をベニマンサクと言います。


マルバノキの花  別名=ベニマンサク


広島県でマルバノキが発見されたのは昭和7年(1932年)に現在、おおの自然観察センターがある地域で平川一秋さんが最初と言われています。
数十年前になりますが知人の話しによりますと平川さんは当時、広島山岳会の会員であったということ、何でも床屋さんだったとか?そんな話を聞いたことがあります。
当時は岐阜県の山中と高知県の一部で発見されているだけで大変に珍しい樹木だったと言われています。
広島大学デジタルミュージアムのマルバノキの頁によると昭和7年に平川さんによって発見されたマルバノキは翌年(昭和8年)、佐藤という方によって文献報告がなされています。
昭和8年には牧野富太郎博士が広島大学理学部の関係者と広島県北に植物観察に来られ4年後の昭和12年にも同じ場所に来られています
昭和9年に牧野富太郎博士はマルバノキに関して文献を作成されていますので恐らく広島大学理学部関係者を通じてこのことを知り原稿を書かれたのでではないかと思われます。
そんなことを想像しながら山陽自動車道を大野に向かって走りました。
大野インターを下りて細い山道を縫うようにしながらマルバノキ(ベニマンサク)の自生地に向かいました。
マルバノキの群落はこのあたりだけで広島県の天然記念物に指定されています。
おおの自然観察センターにあるベニマンサク湖周辺を歩いてみました。
マルバノキの花は終りかけていましたが数株に花が咲いていましたので紹介してみます。


マルバノキ  解説看板   枝葉   花と葉      種子殻



その他、気が付いた植物を順に紹介してみましょう。

ツガ
ネズミモチ
ミツバアケビ
ヒツジグサ
ソヨゴ
ミズゴケ
ニッポンイヌノヒゲ
アセビ
ハイノキ
クロキ
イヌツゲ
アカマツ
シキミ
ウメモドキ
オクマワラビ


ベニマンサク湖


ヒメイタチシダ
シロモジ   夏撮影
ヒノキ
タラノキ
ヤブコウジ
カクレミノ
ウリカエデ   夏撮影
コウヤボウキ   夏撮影
ヤブムラサキ
シシガシラ
ウラジロ
ゼンマイ

ここにも熊が出るようです。

アオツヅラフジ
アカメガシワ
ヤブソテツ
イノデ
コアジサイ
ベニシダ
イワガネゼンナイ  葉裏(葉脈が接合しない)
サルトリイバラ


渡ノ瀬ダム湖

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